先日とっても嬉しいお誘いをいただき、お言葉に甘えて行ってまいりました!

そう、新型のHOND CIVIC TYPE-R(FK8)の試乗です♪

オデッセイを定期点検に出していたのですが、その時にこっそりとガレージに隠れているシビック タイプRを見せてくれて、

「良かったら試乗しますか?」

と、何とも嬉しいお言葉をいただきました(o^^o)

もちろん二つ返事で、「是非!お願いします!!」です(笑)

リナとアミが車好きなことをディーラーの方も知っているので、「お子さんもご一緒にどうです?」と言ってもらえたので、翌日の試乗の段取りをとってもらい家に帰って早速リナとアミに伝えると、二人とも「もちろん行く!!」と即答♪

そして翌日仕事を終えて3人で新型タイプRとご対面~!

さて、既に知っている方も多いと思いますが、元々EP3のシビックTYPE-Rに乗っていたので、NA(EP3)とターボ(FK8)の世代を超えたタイプRの比較ができますよ~。

まず、サラッと内装から。

コックピットはコンソールがとても高く設置してあり、FF車なのにまるでFR車のよう。
そしてシフトはかなりショートストロークで、しかもコクッコクッと決まります。
EP3もかなりシフトフィールは良かったけど、FK8は数段上を行きます。
シートもサイドサポートとランバーサポートが相当はりだしていて、明らかにサーキットを見据えて作られていることがうかがえます。
ステアリングもとても握り心地が良く、ドライビングポジションもバッチリなのですが、ステアリングスイッチは何故かとてもチープでちょっとガッカリ。。
ダッシュボードの質感も500万円近くの車としては寂しいものですが、TYPE-Rは昔からそうなので・・・(^^;;
全ては走りに関わる部分にお金が使われているのです!きっと。

さて、後部座席ですが3ドアハッチバックのEP3タイプRも乗ってしまえば結構な広さで、十分ファミリーカーとして使えたのですが、ボディサイズが相当に拡大されたFK8タイプRは2回り以上の広さ!
しかもシートがフワフワと気持ち良く、座り心地も良好♪
リナもアミもガッツリくつろいでました(笑)
大人4人でも全然余裕の広さですよ。さすがホンダ!

そして更に驚いたのがラゲッジスペース。
EP3タイプRより倍は奥行きあるんじゃないかな?
高さはFK8よりEP3のほうがあるけど、この広さは比べものにならないです。
家族での泊りの旅行も余裕でしょう。
ちなみに、トノボードカバーは右から引き出して使います。本当に目隠し目的ですね。(通常のハッチバックも同様)

さて、それではいよいよ乗り込んでクラッチを踏み、ステアリング右側にあるスイッチを押してエンジンをかけます。

迫力ある3本出しマフラーなのでどんな快音かと思いきや、かな~りジェントル!
いや~、大人になったね。タイプRも。

ターボなので「ボボンッ!」と低い音で始動します。

横幅がRC1オデッセイより広いので気を使うかと思いきや、乗ってしまえば気になりませんね。
それにしてもフェンダーの張り出しが凄い迫力です!

さて、ほんの少しだけ重めのクラッチをリリースして繋げると、あっけなく普通に進み始めます。
320psもあるのに全く気難しいところはありません。まるで普通の車。

最初はドライブモードを「COMFORT(コンフォート)」にして乗り出しました。
スゴイですね!本当に乗り心地が良い!!
EP3タイプRもタイプRの中では相当に良く動く足だったのですが、比べものになりません。
高級セダンのスポーツバージョンのように滑らかです。
これで同乗者から文句が出ることはまず無いでしょう。
オデッセイより数段乗り心地が良いです。

次にドライブモードを「SPORT(スポーツ)」に変更してみます。
相変わらず乗り心地が良いです。
でもCOMFORTより引き締められた分、若干左右にゆすられるようになります。でも全然不快感はありません。
段差を超えても「ダンッ!」とか安っぽい音が鳴ったり、底付きすることはありません。
この車高の低さでスゴイですよこれは!

シフトダウン時に自動で回転を合わせてくれる「レブマチックシステム」なるものが搭載されているのですが、これはいらないかな~?
速度が遅かったり、回転が低いと動作しないのかな?
動作した時は自分で合わせる時よりも派手に「ブブーーンッ!!」と景気よく吹かしてました(笑)
癖が掴めなかった。サーキット攻めたらきっと役立つんだろうね。

さて、いよいと3車線のバイパスに入るので、「+R(プラスR)」モードに!!

2速で交差点を曲がった後に床まで踏むと・・・。

瞬間移動ですっ!!マジで!!
一瞬にしてレッドゾーンまで吹け上がります!

しかも大パワーFFなのにトルクステアや前輪の空転なく、地面に張り付いたまま猛烈な勢いで加速していきます。
一昔前のターボにあったトルクの谷も無く、ただただひたすら速い!
3速に入れてすぐに減速しました(笑)

+Rモードになるとダンピングは相当引き締められますが、それでもバイパスの継ぎ目など超えても不快感はありません。
20インチの超大径タイヤでこれは本当に驚異的です。言われなければ17インチくらいに感じます。
タイヤはFK8タイプR専用開発のコンチネンタルを履いています。
維持費が大変ですね(^^;;
ブレーキはブレンボ製で、踏み始めから制動力が素直に立ち上がり、最後まで踏力が一定なのでとても扱いやすいです。
ストッピングパワーも素晴らしいです。
その代償として、冷えている時の高性能ブレーキにはつきものの「キーッ」音が鳴ります(笑)

剛性感もとびきり上がっています。
ステアリングまわりは本当に凄く、安っぽいビビリや振動などは皆無です。

コーナリング時に四輪のブレーキを独立して制御するアジャイルハンドリングシステムはサーキット走行だけでなく、普段の町乗りから素晴らしい効果を発揮します。
普通に交差点を曲がるだけでも、軽くアクセルに足を乗せているだけで全く外に膨らむことなく、まるでレールの上を走っているかのように自分の行きたい方向に向かって進んでいきます。

これは気持ちイイ!!

慣性の法則が無いような錯覚を覚えます。
EP3は町乗りでの交差点では基本ずっと弱アンダーなのですが、FK8にはオーバーやアンダーという言葉は存在しません。

さて、試乗を終えて外観をもう一度チェックしてみます。

フロントフェンダーのダクトはもちろんフェイクではありません。

ボンネットフードのダクトはエンジンを冷やす為かと思っていたのですが、EPSの冷却を目的としたもののようです。

大型リアスポイラーとボルテックスジェネレーターが高速時に強烈なダウンフォースを発生させます。
そのおかげで高速直進時の安定性などは飛び抜けています。
ルームミラーからの後方確認はどうかなと思ってましたが、全然問題ないです。
庶民車の現行プリウスは最悪ですが、サーキットパフォーマンスを追求したモデルの方が運転しやすいって面白いですね。
(現行プリウスもとても良い車です。良く乗るのでまたインプレッションを書きたいと思います。)

こんな感じで楽しい楽しい試乗が終了しました。
リナも「もうこれにすれば!」と言ってました。ゴメンね、お父さんお金なくて買えないんだ・・・。

今回のホンダ シビックTYPE-R(FK8)は全方位に弱点が無い車です。
手に入れた人は普段からの相棒として素晴らしい満足感を得られること間違いありません。
EP3タイプRと比較して劣っている部分は一つもありません。
それは日常的な使用も含めてです。
横幅が大きい分、駐車場では気を使うかもしれません。
派手な外観で人目を気にするかもしれません。
それさえ問題ないのなら、今すぐ注文を入れた方が良いです。

買える人が羨ましいなぁ~。

今度時間がある時には標準車のハッチバックを試乗させてもらう予定です。
お楽しみに!

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