同じRC1型のオデッセイでも、アブソルートとGの乗り味がだいぶ違うということで、身をもって確かめるためにじっくり試乗してきました。

g-ex

今回の試乗の一番の目的は、自分のアブソルート(18インチ仕様)の2列目の乗り心地に不満があるため、G(今回乗ったのは16インチのG・EX)の乗り心地が気に入ったらアブソルートにGの足回りを移植してしまおうという考えがあったからです。

試乗コースはいつも自分が通勤で通っている中でも一番足回りのバタつきが感じられるコースです。

自分は2列目に乗り込み、営業担当さんに運転してもらいました。

走り始めてすぐに、「ん?これは名前が一緒でも違う車だな。」と感じました。
良い言い方をすれば”穏やか”、悪い言い方をすれば”他のミニバンと同じ”という感じです。

そのままバタつきを感じられるコースに行ってもらいます。
過敏に感じることの無いようリラックスして車に体をあずけて通過すると、全くバタつきません!
室内はいたって静かで揺れも角が無く緩やか。
これは「いいね!」です。
踏切の通過も全然苦にならない。
それなのに走り始めに感じた”普通のミニバン”とは違い、ロールは極めてセダンライクです。
本当に良い足回りだと思います。
アブソルートに乗っている方にわかりやすく説明すると、17インチアブソルートの運転席に乗っている感覚だと思ってもらえればと思います。

この時点で自分の中ではかなりGの足移植に心が傾きました。
ただ考慮に入れなければならないのは、このG・EXは16インチ、自分のアブソルートは18インチで2インチもの差がある点です。
このGの素晴らしい足も18インチにしたらそれなりのゴツゴツ感は出そうな気もします。

そんな迷いを持ちながら、今度は営業担当さんと変わって運転席に乗ってみました。

走り出しは直噴ではないのでアブソルートよりも穏やか且つ静かです。
パワー感も街乗りでは違いが無いくらい。
でも最初の交差点を曲がった瞬間にそれまでの迷いは無くなりました。

Gの足の移植はやめました。

理由は全然楽しくないから。
アブソルートの切った瞬間に遅延無くスッと意図したラインをトレースするようなことは無く、Gは意図したラインよりも車が外へ外へ広がろうとします。
タウンスピードでもファンを感じられるからこそアブソルートには毎日乗りたいという気持ちが湧き上がるのですが、Gの足はそれは全く感じられません。
完全にファミリーユースのミニバン。
これではもしGの足を移植したら数ヶ月で我慢しきれなくなって結局社外品を買ってしまうだろうと簡単に想像できました。

試乗の後に自分のアブソルートで日本平を走りながら、「やっぱりこれだよな!」と一人で納得していた一日でした。

01

オデッセイの乗り心地が気になっている方のグレード選びの参考になれば嬉しいです。

社外品で乗り心地の評判の良いHKSやTEINは街乗りでの楽しさはどうなんでしょうね?
もし見ていて装着している方がいたら是非感想聞かせてください。
できれば試乗させてください(笑)

コメントを残す